「わたしは生きていける」から始まる戦争映画の世界

戦争と言う物は私たちにとって過去の出来事ではありません。今も確かにそれは世界中に存在していて、また日本でも引き起こる確率のある普遍的な脅威となっていると私は思います。本作品「わたしは生きていける」は戦争というモチーフの中で生きていく子ども達に主眼が当てられた、戦争映画というなんかよりも青春映画に近い物になってはおりますが、それでもやはり考えさせられてしまいます。このサイトではそんな「わたしは生きていける」という映画についてと、その他オススメの戦争がテーマとなっている映画について紹介していきたいと思います。

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監督 ケヴィン・マクドナルド


 ケヴィン・マクドナルドはスコットランドのグラスゴー出身である映画監督であり、ドキュメンタリー作家としても、非常に有名な人物です。特に、運命を分けたザイルなどはアンデス山脈で遭難した登山家の体験を描き大きな評価を得ました。このページではそんな監督ケヴィン・マクドナルドについて紹介していきます。

生い立ちと経歴

 映画プロデューサーである兄と映画作家の祖父を持ち、特に祖父であるエメリック・プレスバーガーの足跡を描いたドキュメンタリー番組、『The Making of an Englishman』をチャンネル4で制作していました。そして、他にもドナルド・キャメルやハワード・ホークスのドキュメンタリーも制作しています。1999年には、ミュンヘンオリンピックのあの重大事件を扱ったドキュメンタリーの『[ブラック・セプテンバー]ミュンヘン・テロ事件の真実』を公開し、これによりアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞します。さらに2003年制作の『運命を分けたザイル』では、アンデスで遭難した二人の登山家の体験を、本人達の証言と再現映像で如実に描ききり英国アカデミー賞を見事受賞しました。

 さらに2006年には、イディ・アミンの生涯を描いた『ラストキング・オブ・スコットランド』で、主演のフォレスト・ウィテカーにアカデミー主演男優賞が与えられました。この通り、英国では非常に評価が高い映画監督、ドキュメンタリー番組監督の一人となっているのです。

 2008年には『消されたヘッドライン』という名前のスリラー映画を監督し、ラッセル・クロウ、レイチェル・マクアダムスなどを主演に据えて、好評を博しました。

名作映画を見る

ドキュメンタリー

[ブラック・セプテンバー]ミュンヘン・テロ事件の真実 One Day in September (1999)

 第72回アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞受賞。映画『ミュンヘン』の題材となったテロ事件に迫る戦慄のドキュメンタリー。1972年ミュンヘン・オリンピック、9月5日早朝4時40分。「ブラック・セプテンバー」を名乗るテロ組織のメンバー8人が突然選手村に侵入、11人のイスラエル人選手を人質に宿舎に立てこもった。テロリストの要求は、収監中の同胞236名の釈放。

 イスラエル政府はこの要求を断固として拒否、諜報組織モサドの特殊部隊を派遣しようとしますが、ドイツ政府はこれを断り、単独行動での解決を目指す。各会場で競技が続く中、テロリスト対ドイツ警察の膠着状態は長引き、テレビ中継を通じて全世界の人々が固唾を飲んで見守った――。

運命を分けたザイル Touching the Void (2003)

 アンデス山脈で、2人の登山家を襲った遭難事故。その真相に、当事者たちのインタビューと実際の現場で撮影した再現映像を交えて迫る異色の実録ドラマ。

ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド(2012)

 レゲエを世界に広めジャマイカの歴史をも動かし神格化されたボブ・マーリーの36年の生涯を家族や友人、バンド・メンバーらへのインタビューや未公開映像等で描くドキュメンタリー。『ワン・ラヴ』といったような名曲からボストン・コンサートの『エクソダス』等の未公開映像、ゴスペルバージョンの『ノー・ウーマン、ノー・クライ』といったような未発表音源も盛り込まれています。監督は「ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実」(未)で第72回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞、「運命を分けたザイル」等のドキュメンタリーの他、「ラストキング・オブ・スコットランド」等劇映画でも高い評価を受けるケヴィン・マクドナルド。

これは見た方がいいですよ

映画

ラストキング・オブ・スコットランド The Last King of Scotland (2006)

 1970年代のアフリカ、ウガンダに君臨した独裁者アミンの実像を、若い白人医師の目を通して映像化。アミンに扮したフォレスト・ウィテカーのすさまじい迫力の演技に注目。

敵こそ、我が友 ~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~ Mon Meilleur Ennemi (2007)

 元ナチス親衛隊員の異常な半生を、本人や関係者の証言と貴重な映像でたどるドキュメンタリー。何故、戦後も約40年にわたって裁かれずに自由でいられたのか、真相が明らかになります。

消されたヘッドライン State of Play (2009)

 英国のテレビドラマシリーズをラッセル・クロウ主演で映画化した骨太なサスペンス・ミステリー。国家権力や莫大な利権が絡む謀略の構図を暴こうとした新聞記者の苦闘を描く。

第九軍団のワシ The Eagle (2011)

 イギリスの女流児童文学者ローズマリー・サトクリフの同名小説を「Life in a Day 地球上のある一日の物語」のケヴィン・マクドナルド監督が映画化。ローマ軍最強といわれた第九軍団の名誉の象徴である黄金の“ワシ”の謎と、父子の絆を描く。出演は「親愛なるきみへ」のチャニング・テイタム、「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」のジェイミー・ベル、「グリーン・ランタン」のマーク・ストロング。

LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語 Life in a Day(2011)

 YouTube上での一般公募に寄せられた動画を1本のドキュメンタリーに仕上げるという世界初の試み。『グラディエーター』のリドリー・スコットと『アンストッパブル』のトニー・スコット兄弟を製作総指揮に迎え、世界192か国、4,500時間を超える映像の中から選ばれた332組34二人の“人生の1日”を感動的に描き出す。

わたしは生きていける(2014)

 このサイトでメインに紹介している映画。優れた児童文学賞に贈られるガーディアン賞に輝いたベストセラー小説を映画化した作品です。

ブラック・シー(2015)

 潜水艦を舞台に、黒海に沈む金塊を巡る死闘を描くサスペンス・アクション。監督は、「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴン・マクドナルド。出演は、「シャーロック・ホームズ」のジュード・ロウ、「モンスターズ 地球外生命体」のスクート・マクネイリー、「ジャッキー・コーガン」のベン・メンデルソーン。